FileMaker Pro 10へのアップグレード

先程のBento 2 のレポートでFileMakerについて少し書きましたが、そのFileMakerが年初にバージョンアップしました。新しいバージョンは10です。前回のバージョン9が、2007年9月頃の発売だったと思うので、1年ちょっとでのバージョンアップです。

FileMakerは、6、7年前ごろから使い始め、ファイルメーカーPro 6(当時はカタカナ表記)→FileMaker Pro 8.5 Advanced→FileMaker Pro 9 Advancedとアップグレードしてきましたが、今回はどうしたものか。


ここに、バージョン10の新機能が紹介されていますが、大きな変化は、ユーザーインターフェースの刷新でしょう。



↑これがバージョン10の画面ですが、最近のOSXのソフトと同様に、ウィンドウ上部にツールバーがあり、他のソフトと違和感なく使えるようになっています。



↑こちらは、バージョン9の画面ですが、ウィンドウ左側とメニューバー下にアイコンが分散されており、初めて使う人は戸惑ってしまうかもしれません。この画面は、基本的にOS9で動いていた頃のバージョン(5か5.5辺り)から変化しておらず(レコードを移動するファイルのアイコンが上下から左右に変わっていますが)、後でメニューバー下のツールバーが追加されて来たため、つぎはぎしたユーザーインターフェースになっていました。


今回のバージョンアップで、ようやくモダンなインターフェースになったと喜んで評価版を使ってみたところ、、、


↑レイアウトモードで「配置」、「整列」、「オブジェクトの情報」のパレットを表示させると、こんな画面になってしまいました。。「書式」だけは、きれいにツールバーとして表示されているんですが、、、他の部分は間に合わなかったのかな。

でも、初心者にとっては、すこしは使いやすくなってきたと思います。ただし、いままでFileMakerを使ってきた人は、逆に、慣れるまで少々時間がかかるかも。


もう一つ、気になる新機能が、スクリプトで「SMTP サーバー経由でEメール送信」できるようになった点です。バージョン9では、メールソフトを経由したメールの送信は可能でしたが、Macの場合、デフォルトのメールソフトがMailに設定されていないと送信できませんでした(私の環境だけかもしれませんが)。ThunderBirdをデフォルトにしているとダメでした。

評価版で試したところ、メールソフトを使わず、直接FileMakerからSMTPサーバー経由でメールが送信できましたが、使用するSMTPサーバーによっては(しかも、メインのサーバーで、、)、Bccのメールアドレスが送信先に表示される不都合がありました。英語版のフォーラムでも、この問題が指摘されているので、アップデートで改善されるのを期待しています。


3月19日までは安く(というか、今までの金額!)でアップグレードできるので、どうしたものかと検討中です。


FileMaker Pro 10

FileMaker Pro 10