Aperture 2のトライアル版を試用

Aperture 2のトライアル版をインストールして、実際にある撮影の写真整理で使ってみましたので、少し感想を書きます。

Apertureの前バージョンをあまり使い込んでいないので、ちゃんとした比較は出来ませんが、動作はやや速くなったような気がします。ただし、写真を読み込んだ直後(外部ファイルを参照する方式で)は、プレビューやヒストグラムの表示に時間がかかり、結構待たされました。
複数の写真のホワイトバランスをまとめて調整する場合も、結構時間がかかります。写真をJPEGに書き出すのは、それほど遅くはないと思いますが、作業の進行状況が表示されないので不便です(Lightroomは、書き出しの状況がバーで表示されます)。

また、テザー、ボールト、リフト、ホットエリア、コールドエリアなど、普段使わない用語が出てくるので、最初は戸惑ってしまいます(前バージョンもそうでしたが)。もう少し、写真用語など、馴染みのある言葉を使ってくれてたらいいんですが。その点、Lightroomはメニューなどの用語がわかりやすいです(画面はちょっと野暮ったいですが。。)。

肝心のRAW現像ですが、デジイチ最新情報!さんでも書かれていますが、Lightroomに比べると、使いづらいと感じました。ホワイトバランスや、露出、明るさを微調整した場合、どうも仕上がりが不自然な感じになる場合があります。

ただし、良い点もあります。

新しい、「テザー」という機能で(こちらもデジイチ最新情報!さんで紹介されています)、カメラメーカーの専用ソフトがなくても、デジカメとMacを直結して撮影が出来ます。
手持ちのEOS 20Dでも、USB接続で動作しました。カメラ本体からもMac側からもシャッターが切れます(EOS付属のEOS Utilityは、Leopardでは、EOS 20Dの場合、カメラの液晶にbusyと表示され、カメラ本体からはシャッターが切れません)。ただし、カメラ本体のメディアには画像は記録されず、Macにのみ記録されるので、少し使い勝手が悪いですが。

しかし、Apertureは、写真のセレクトなどの操作性はいいので、もう少し、使い勝手や基本機能を向上させて欲しいと思います。