iPhone 3Gと3GSの画面の色温度

iPhone 3GSは、iPhone 3Gと比べて画面が黄色くなっています。3GSだけ見ているとそれほど気にならないんですが、3Gと並べてみると違いがよく分かります。同じ写真を見比べると、3Gで涼しげでシャープな雰囲気の写真が、3GSでは暖かでまろやかな雰囲気に感じます。

3Gも、初代iPhoneと比べると、画面が黄色いようですが、3GSはさらに黄色くなったようです。(参考:Apple NOIRさんの記事

使用している液晶パネルの違いからかもしれませんが、もしかしたら、これはAppleが意図的にチューニングしているのかなと思います。

この黄色い画面ですが、印刷用にモニターを調整している場合は、この3GSの方がしっくりきます。私は、印刷用(DTP用)にモニターの色温度を5000K、ガンマ1.8にキャリブレーションしていますが、3GSは、この色味に近いのです。

Windowsやweb閲覧をメインにする場合は、モニターの色温度は6500〜9300K辺りに設定されていると思うので、画面は青っぽくなっており、3Gの画面に近い感じだと思います。そのため、3GSの画面には違和感を感じるかもしれません。


↑奥が5000Kに合わせたモニター、手前左が3G、手前右が3GS

個人的には、印刷用の写真をクライアントに確認してもらう場合、キャリブレーションをしていないノートパソコンのモニターで確認してもらうよりは、iPhone 3GSでも仕上がりに近い色味で見てもらえるのではと思っています。

まあ、単にコストダウンで液晶パネルの質が下がっただけかもしれませんが。。