Parallels Desktop 4.0へのアップグレードに一苦労
先日、Parallels Desktop for Macが4.0にバージョンアップされました。
今まで、3.0を使っていて、速度、使い勝手等特に不満を感じていなかったんですが、11月30日までアップグレード価格の割引(通常$49.99がS39.99)があり、円高でもあるので、アップグレード版を購入してみました。(本当は、VMware Fusion 2の様に、無償アップグレードできたら良かったんですが)
↑Parallels Desktop 4.0はこんな画面です。
早速4.0をインストールしてみましたが、結構手間がかかりました。
4.0自体のインストールは、「3.0を削除しますよ」とのメッセージが出た程度で無事完了しましたが、今まで使っていたWindows XP(仮想マシン、以下XP)のコンバート(変換)が一苦労でした。以前、2.xから3.0にバージョンアップした際も、仮想マシンのコンバートがありましたが、その時は、時間がかかったものの、問題なくコンバートできたんですが。(Windows 2000の方は、エラーが少々出るものの、なんとかコンバートは完了しました)
最初にアップグレートした4.0を立ち上げると、今まで3.0で使っていた仮想マシンの一覧が表示され、一覧からXPを選んでクリックすると、コンバートを促す画面が表示されます。そこで、コンバートを開始すると、最初は順調に作業が始まるんですが、最終段階で「コンバートに失敗しました」といった内容のメッセージが表示され、作業が止まってしまいました。
よくよく考えると、3.0でXPをサスペンドしたままの状態でコンバートしたのがいけなかったのかもしれません。そこで、4.0を一旦アンイストールし、3.0を再びインストールし、バックアップしてあった3.0のXPを立ち上げて、Windowsのメニューでちゃんと終了させ、再びコンバートに望みました。(念のため、スナップショットも全て削除し、事前に、MobileMeの自動同期をオフに、ウィルスバスター2008のリアルタイム検索なども全てオフ、Microsoft Updateも適用しておきました)
その結果、途中で何度かエラーメッセージが出たものの、Parellesのサイト http://kb.parallels.com/en/5718 を参照して、なんとか無事?コンバートが完了しました。以下、その過程です。
1.コンバート開始後、"You need to manually continue the upgrade process"のメッセージ
→OKをクリックすると、XPが起動し、自動的にインストールが継続し、コンバートの画面に戻る
2."Unable to upgrade the virtual machine."のメッセージ
→OKをクリックすると、XPが起動
→自動的に追加されていた__ParallelsHelper0のアカウントではパスワードがわからずログイン不可
→自分のアカウントでログイン
→「○○のファイルが見つからない」といったメッセージが出るが、OKをクリック
→新しいハードウェアの検索ウィザードの開始をキャンセル
→自動的にParallels Toolsのインストールが始まり、コンバートの画面(Step 4 of 4)に戻る
3.再度、"Unable to upgrade the virtual machine."のメッセージ
→XPの画面になり、"i8042prt.sys"が見つからないとのエラー
→c:\windows\system32\driversを開きi8042prt.sysを指定してOK(2回)
→Parallels Toolsのインストールが再開されるが作業が進行しないので、強制Shut Downし、再度Start
→XPが再起動し、__ParallelsHelper0のアカウントで自動ログイン
→新しいハードウェアの検索ウィザードの開始をキャンセル
→ParellesのメニューでVirtual Machine>Install Parellels Toolsを選ぶ(必要なかったのかも)
→再度Parallels Toolsのインストールが自動的に始まる
→他のユーザーがインストール途中とのエラー
→"Do you want to undo those changes?"のメッセージでYesをクリック
→"i8042prt.sys"が見つからないとのエラー(後ろのウィンドウに表示)
→c:\windows\system32\driversを開きi8042prt.sysを指定してOK(2回)
→少々時間がかかったもののXPが再起動され、コンバート完了(多分)
どうも、新しいバージョンのParallels Toolsのインストールの際に、いろいろエラーが出るようです。
新しいParallels Desktop 4.0では、主にWindows XP、時々Windows 2000、お試しでUbuntu 8.10を使っていますが、今のところ大きな問題は無いようです。(Ubuntu 8.10は、Parallels Desktop 3.0ではParallels Toolsがインストールできませんでしたが、4.0では無事インストールでき、ウィンドウのリサイズ、マウスかソールの自動切替など問題なく使えています)
Parallesのサイトでは、50%性能が向上などと書かれていますが、まだあまり使い込んでいないので、正直、どれだけ性能が向上しているのかはよくわかりません。
しかし、ツールバーのアイコンが洗練されていたり、仮想マシン起動中でもある程度の設定変更ができたりと、ますますです。自動的にスナップショットを撮る機能も追加されていますが、スナップショットが増えると、仮想HDDの容量が増えていきそうなので、今のところは使っていません。
ただ、ツールバーの位置が右側から上部に変更されたので、ちょっと邪魔に感じますが(一応、ツールバーを表示させないようにもできますが)。