Parallels仮想ディスクのメンテナンス
Parallels Desktopを使って、MacBook ProでMac OSXとWindows XPを同時に使っていますが、今回、仮想ディスクのメンテナンスを行いました。
Parallelsには、スナップショット(snapshot)という機能があって、その時のゲストOS(Windows)の状態を保存できます。例えば、Windowsインストール直後の状態をスナップショットとして保存しておけば、いろんなソフトをインストールして不都合が生じた場合、簡単に保存したスナップショットの状態に戻すことができます。
もう一つの仮想化ソフトVMware Fusionにも、同様の機能がありますが、Fusionが一つのスナップショットしか記録できないのに対し、Parallelsは複数のスナップショットが記録できます。しかも、一系列ではなく、枝分かれさせて複数の系列で保存することも可能です。(追記:新しいVMware Fusion 2では、複数スナップショットの記録が可能になりました)
このスナップショットは結構便利な機能なので、たくさん保存させていたら、仮想ディスクのサイズがだんだんと大きくなり、総容量約30GB(うち約16GBを使用)の仮想ディスクが、50GB以上になってしまいました(最初は、十数GBだったと思います)。いくつかのスナップショットを削除してみましたが、サイズはあまり変わりませんでした。
そこで、Parallels Image ToolとゲストOS(Windows XP)上のParralles Toolsを使ってメンテナンスを行ったところ、約12GBまで小さくなりました(今までのスナップショットを全て削除しています)。これで、MacBook Proの内蔵HDDの容量が圧迫されなくなって、ほっとしました。
以下、メンテの方法を簡単にまとめました(ちゃんとマニュアルを読まずにやっているので、間違ったやり方かもしれませんので、ご注意下さい。ゲストOSのWindowsはサスペンドではなく、必ず終了しておいてください)。なお、Parallelsは英語版を使っているので、英語表記のままの説明です。
1.フォルダのバックアップ
念のため、Parallelsのデータフォルダ(仮想ディスクなどのファイル)のバックアップを外付けHDDにとります。
2.スナップショットの削除
アプリケーション>Parallelsから、Parallels Image Tool.appを起動し、Continue>メンテを行う仮想ディスクを選択しContinue>Manage disk properties>Merge snapshots>Start>完了したらFinish(仮想ディスクのサイズにもよりますが、かなり時間がかかります。仮想ディスクのサイズと同じサイズの空きスペースが必要なので、外付けHDDにコピーして作業した方がいいです)
Snapshotsフォルダを削除します。
3.Parallels Toolsでの作業
ParallelsでWindowsを起動し、Parallels Toolsを起動し、Disk Compactingで仮想ディスクをチェックし、Excute all stages at onceをチェック>Startをクリックします(これも、かなり時間がかかります)。これで、仮想ディスクのサイズが小さくなると思います。
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