テキストエディタ選び

テキストエディタ(以下、エディタ)とは、文章入力用のソフトで、文字装飾機能を省いたワープロソフトのようなものです。ワープロに比べると印刷関係の機能は劣っていますが、文章の検索や置換が得意で、動作も軽く、快適に文章が入力できます。webのHTML文書を直接編集する際は、自動的に項目毎に色分けされるので、見易いです。

Mac OSXには、標準で「テキストエディット」というソフトがありますが、あまり使い勝手は良くないので、文章をたくさん書く人は、エディタを一つ持っていると便利です。

Windowsでは、「秀丸エディタhttp://hide.maruo.co.jp/software/hidemaru.html というエディタを使っていて、複数文書をタブ付きで表示したり、画面を分割して表示したりと重宝していたので、Macでも、この「秀丸エディタ」と同様の機能を持つエディタを探してみました。


Jedit X 有料2,940円(20日間試用可)
http://www.artman21.net/product/JeditX/

MacOS9時代からの有名なエディタで、初心者にも使いやすいです。有料ですが、その分開発元のサポートがあるので安心です。
画面が分割でき、文章の特定の箇所にブックマーク(しおり)を設定することができるので、長い文章を書くとき便利です。画像を挿入した文書の作成も可能なので、簡易ワープロとしても使え、原稿用紙のフォーマットでの入力も可能です(ただし横書き)。


CotEditor 無料
http://www.aynimac.com/p_blog/files/article.php?id=41

こちらも使いやすく、ツールバー等の操作部分もOSXにマッチしており、Jedit Xと同様に画面の分割も可能です。
特に便利なのは、文章入力中にescキーを押すと、同じ文章中で似たような言い回しを探して候補として挙げてくれる機能です。


Smultron 無料
http://smultron.sourceforge.net/
http://decayed-sea.info/SmultronJapanese/ (日本語解説)

このエディタは、複数文書をタブ付きで一つのウィンドウに表示でき、更に画面を分割して異なった文書を表示させることができます(ただし、分割は二つのみ。他のエディタは、三つ以上の分割できるが同一文書しか表示できない)。
複数の文書を参照したり、同時に編集する場合は、とても便利です。


mi 無料
http://www.mimikaki.net/

こちらも複数文書をタブで表示でき、画面分割も可能で、原稿用紙のフォーマットでの入力も可能です(やはり横書きのみ)。
ただ、残念なのは、ツールバー等がOS9の雰囲気で洗練されていない点と、複数文書表示の際のタブの順番が入れ替えれない点です。


以上、4つのソフトを紹介しましたが、私にとってはどれも一長一短で、どれを使うか一つに決めきれません。今のところは、とりあえず無料のCotEditorを使い始め、複数の文書を開いて作業する場合は、Smultronやmiを使っています。

なお、今回紹介した他にも、いくつかエディタがありますので、ご興味のある方は、下記のwebなどで調べて、自分にあったものを探してみてください。

「お気に入りのアプリケーション検索:Macテキストエディタ
http://favorite-app.net/Mac/text/text.html

ソフトをいろいろ探し出すのは少し面倒ですが、自分にあった道具を探すような感じで、意外と楽しいものです。